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【限定公開】勝ち飯セミナー!来場者質問講師回答まとめ

~勝ち飯セミナー!Q&A~

2023年5月13日に開催されました「勝ち飯セミナー!毎日の食事で成長期に差をつける」にご来場いただきました皆様よりいただきました質問に対して、今回の講師の柴崎真木様、千葉麻美様より回答いただきました。
期間限定(9月中旬まで)ではありますが、こちらのページに掲載させていただきます。
この度は本当に多くのご質問をいただきましてありがとうございました。

【千葉さんに対する質問】
Q.一番好きな食べ物は何ですか?
A.甘いもの。(特にチョコレート)

Q.試合の前日の夕食と当日の朝食等はどのようなものですか?
A.前日の夕食及び当日の朝食はエネルギーになるものを主に食べています。(パスタ、うどん、ごはん等)前日・当日は油が多いものはなるべく食べないようにしています。

Q. 陸上と野球では走り方は違いますか?直線で走るときとカーブを走るときに早く走るコツを教えてください。(体の使い方などを詳しくお聞きしたいです)
A. 走り方は少し違います。特にスタートの姿勢が違います。カーブを走るときは身体を内側に倒して、左足の歩幅を小さくして右に歩幅は大きくします。腕振りも同じく左が小さく右が大きく振るときれいにカーブを走ることができます。遠心力を使うとさらに速く走ることができるので、カーブで内側に倒した身体を直線で元のまっすぐに戻すとさらに遠心力をうまく使えることができ、速く走れます。

Q. 家でできる簡単な体のメンテナンスはありますか?
A. トレーニングで大事なのは姿勢とバランスです。1日のうち1回は正しい姿勢で身体を整えることと、片足立ちなどバランスを保つトレーニングをするだけでも身体をメンテナンスすることができます。プラスしてストレッチなどで筋肉をしっかり伸ばしてあげるとさらにいいと思います。

【柴崎さんに対する質問】
Q.少しの手間でパッと食べられるバナナ以外の使い勝手の良い食品はなにかありますか?
A.食べるタイミングや目的によって異なると思いますが、練習や試合前後の補食なら、カステラ、ようかん、みたらし団子、大福など、炭水化物がとれるものがおすすめです。軽食でとる場合には、肉まん、おにぎり、いなりずし、魚肉ソーセージ、ちーかま、シリアル、ヨーグルトなど、たんぱく質もとれるのとコンビニでも購入できるのでおすすめです。

Q. 太っている人も健康でいられますか?
A. 厚生労働省では、目標とするBMI(体格指数)を20〜24.9としています。
肥満になると糖尿病や高血圧、脂質異常症など冠動脈疾患のリスクが高まることや、内科的疾患やリスクがなくても、過体重によって膝や腰などに負担がかかるため、できるだけ目標BMIにとどめることを心がけた方が望ましいと考えます。

Q. ファストフード、冷凍食品、お惣菜、加工食品も上手に利用できるというお話ですが、
成長期のお子さんへの身体と味覚への影響に問題はありませんか?
A.当日もお話しさせていただきましたが、忙しい日常生活の中でこれらの食品は便利なものでもあります。しかし、味が濃いものが多く、塩分や脂肪のとりすぎに繋がるため、組み合わせる食材や頻度を考えてとるようにする必要はあるかと思います。できるだけ子供のうちに薄味に慣れておくことが将来の味覚形成にも重要ではあるので、量と頻度は少なめのほうが望ましいと思います。

Q. 牛乳のたんぱく質、カルシウムは日本人が吸収できますか?
牛乳のメリット、デメリットについてわかりやすく教えてください。
A.牛乳はカルシウムやたんぱく質が多いため、不足しやすい栄養素を手軽にとれるところがメリットです。また、入手しやすく、価格も手ごろなため、利用しやすいというのもあります。
牛乳のたんぱく質は吸収が緩やかなため、消化しにくいといわれていますが、吸収できないわけではありません。また、カルシウムはたんぱく質と組み合わせてとることで吸収率が上がるため、他の食品に比べて吸収率は高くなります。
ただし、牛乳に含まれる糖(乳糖)は、乳糖不耐症の人は吸収することができません。日本人は乳糖不耐症の人が多いため、他の栄養素も吸収しにくいと考えられているのかもしれません。乳糖不耐症の人は、牛乳を加熱することでおなかがゴロゴロしにくくなったり、ヨーグルトやチーズなど発酵させたものだと問題なかったりします。乳糖を分解した牛乳もあるため、おなかの調子が悪くなりやすい人はそのような製品にするのもいいと思います。

Q. 身長の計算方法がありましたが、それ以上に身長を伸ばすことは可能でしょうか?
A. 身長は遺伝的要因に影響を受けることが大きいですが、食事、運動、睡眠など環境要因によっても影響を受けるため、推測値より大きくなる可能性はあります。

Q.太りやすい子供に対してごはんの量をセーブさせてしまいがちです。
ご飯はたくさん食べてもよいのでしょうか。
A.ご飯の量をセーブする前に、お菓子やジュースなど砂糖の多いものや、スナック菓子や菓子パンなどの頻度を減らすことを優先し、そのうえでごはんを適量とることが必要です。ごはんばかり食べておかず、野菜が少ないという場合であれば、おかずをきちんと食べてごはんを食べるようにし、成長曲線に対して、体重が増えすぎているようでなければ問題ないと思います。

Q.海外産のものの安全性は実際どうでしょうか。
A.さまざまな問題を経て、現在は国の取り組みで、国内の食品と同じ食品衛生基準によって管理しているため、安全性については大きな問題はないと考えられます。しかし、国内の食品も同様にリスクはゼロではないため、衛生管理体制や取り組みなど公表しているような、信頼できるメーカーや店舗を利用するようにするとよいのではないかと思います。

Q.体に良い油はどういったものを使えばよいでしょうか?
A.身体によい油、悪い油はありませんが、油を摂り過ぎることで健康に悪影響を及ぼすことがあります。油の種類では、肉や動物性脂肪はとりすぎると冠動脈疾患のリスクが高まります。また、動物性脂肪は体内で合成することができるため、積極的にとる必要はありません。魚の油や植物性油脂は体内で合成できない種類の脂肪酸が含まれるため、食事から摂る必要があります。また、コレステロールを低下させたり、冠動脈疾患のリスクを減らしたりするため、肉のおかずを魚のおかずに置き換える、植物性油脂は新しいものを利用するなどを心がけるとよいでしょう。

Q.夕食前の間食はどのようなものを食べさせれば良いでしょうか?
ご飯が食べられなくなるためスナック菓子を食べさせたくないのですが、ちょうどいい落としどころはどこでしょうか?(子供はお菓子を食べたい)
A.当日もお話しさせていただきましたが、お菓子は楽しみでもあるため、時には食べさせてあげたいと思いますが、食事量に影響があるようなら、量を控える必要があります。そのため、食べる量を決めたり、小さめのサイズにしたりするように大人がコントロールする必要があるかと思います。運動をしている子は、エネルギーや栄養素が不足しやすいため、練習があるときはお菓子よりおにぎりやサンドイッチ、さつまいも、果物、乳製品などをとるとよいでしょう。いずれにしてもたべすぎて食事がとれなくならない量にするということが大切です。

【お二人に対する質問】
Q.食事トレーニングは毎日必要でしょうか。
【柴崎さん】食事が義務、トレーニングになってしまうと少し辛い気もします。食事は毎日とることが必要ですが、時には栄養バランスより楽しさを優先することも必要で、1週間に1~2日はそのような日があってもいいと思います。
【千葉さん】食事は毎日必要ですが、トレーニングの強度によります。トレーニングには心も大事なので、しっかりレストと食事を取り入れて身体も心もリフレッシュすることがいいトレーニングにつながるので、レスト日を入れてあげることも大事だと思います。

Q.運動量を考えると食事カロリー・量が足りないように感じる。どのように計算したらよいか。
【柴崎さん】カロリー計算をするのは現実的ではないため、毎日体重測定を行い、減少傾向もしくは身長が伸びているのに体重が増えないようであればエネルギー不足と判断し、食べる量を増やす、もしくは運動量が多すぎることもあるため、運動量を減らすようにするとよいと思います。
ただし、ざっくりエネルギーを知っておくことはよいと思うので、日頃から食品包装や外食のメニュー表に記載されている栄養成分などをみるようにすると、おおよそ食べているエネルギー量は把握できるのではと思います。
【千葉さん】自分のベストコンディション時の体重や体調を知ることが大事だと思います。体重やコンディションを見ながら食事の量やカロリーを考えるようにしていると自然とコントロールできるようになると思います。

Q.朝練があり、おにぎりを持たせているのですが、おすすめの具材があれば教えてください。
【柴崎さん】鮭やちりめんじゃこ、アサリの佃煮、ツナ、炒り玉子、干しエビ、チーズ、かつおぶし、たらこ、ハム、ちくわ、ウインナー、ごま、あおのり、ゆでて刻んだ小松菜やほうれんそう、塩昆布、コーンなど、たんぱく質がとれるものを中心に自由に組み合わせるとよいでしょう。
【千葉さん】個人的にはトレーニングで塩分が足りなくなってしまうので梅がおすすめです!

Q.試合と試合の合間に食事をとるような時、おなかが痛くなりそうだから食べないのですが
その後の試合でスタミナ切れになってしまいます。おすすめの食べ物はありますか?
試合の合間のご飯は、どのようなものがよいでしょうか?
【柴崎さん】試合までの時間にもよりますが、時間が短いようであれば消化しやすいエネルギーゼリーやスポーツドリンク、バナナなどがよいと思います。また、おにぎりやサンドイッチをいつもの大きさより小さめにし、小分けして食べられるようにするとよいでしょう。油の多いものも消化に時間がかかるため、お弁当のおかずに揚げ物は避けましょう。食べ慣れることも必要なので、少しずつ食べる努力をし、おなかが痛くなったり、気持ち悪くならないものを見つけていくとよいでしょう。
【千葉さん】個人的におすすめなのはお赤飯等のもち米です。腹持ちがいいので、試合直前ではなく、時間が空いているときには特におすすめです。また、カステラは消化が良く短時間でエネルギーを摂取できるので試合の合間が短いときはとてもおすすめです。

以上、となります。ありがとうございました。

蘭の如し魅力発信委員会

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