2019年度 事業方針

 

公益社団法人 白河青年会議所

2019 年度 事業方針

 

第61代理事長 金子 善弥 

 

2019年度 スローガン

〜百花繚乱 ~白河 JC、咲き乱れよ!~

「基本理念」

尊敬と尊厳を持って行動し、しらかわ地域の未来を築き上げよう

【はじめに】

昨年度、私たち公益社団法人白河青年会議所は人間で言うと還暦にあたる創立 60 周年と いう大変大きな節目を迎え、沢山の方々にご支援・御協力をいただき、記念式典・大懇親 会・沢山の記念事業を無事に遂行する事が出来ました。心中より感謝申し上げます。 長年に渡り白河青年会議所を地域の方々と築き上げて来られた敬愛して止まない諸先輩 方の熱い想いを改めて考え、これからも地域に根ざして唯一無二の存在になっていくため に現役メンバーとして何をすべきかを考える、貴重な経験をさせていただきました。 「還暦」という言葉には一巡して生まれ変わる、という意味も込められております。我々 は今一度原点に還り、多種多様な団体や組織が存在しモノが溢れているこの時代に活動し ている中で、新たな価値を創造する事で地域に求められ続ける強い組織作りが必要なので はないでしょうか。 これからも地域に愛され、地域に貢献できる JC と誰もが誇れるまちを目指して、2019 年度は仲間と共に多様な力が花咲き乱れるかの如く邁進して行きます。

 

【創始の志】

戦後の焼け野原に日本の憂いを覚えた志高い青年が立ち上がり、敗戦の復興と豊かな社 会の実現を理想とする青年会議所が日本各地で設立されました。そのような中、白河青年 会議所は 1959 年 7 月 18 日に全国で 166 番目の青年会議所として認証を受け、白河市・西 郷村・泉崎村・中島村・矢吹町を活動エリアとし志高い 8 名のメンバーによって輝かしい 一歩を踏み出しました。 創立より 60 余年、私たちを取り巻く環境は大きく変わりました。物質的な豊かさを得ら れた一方で少子高齢化、教育現場でのいじめや無責任な凶悪犯罪、老々介護問題、家庭内 暴力、人生 100 年計画に対する準備や 2025 年問題。この他にも様々な社会問題を抱える日 本ですが、同じ国、そして地域に暮らす当事者として我々が出来る事と向き合いながら、 創始の志を引き継ぐ者として地域が抱えている問題を見出し、未来を切り拓く使命を旨に 力強い行動をとって参ります。

 

【機会の提供からひとづくり、そしてまちづくりへ】

まちづくりの定義は無限に広いものですが、私たちはひとづくりこそ未来のまちづくり に直結する一番の近道だと考えます。繰り返しになりますが、物質的な豊かさを得られた 一方で「個人主義・合理主義」と言われる個別な幸福を求めすぎである昨今、感謝の心や 仁の心、結の精神が欠乏した人ばかりの世の中では、地域を抱える問題を解決するスター トラインにも立てません。私たち日本人が古来より持ち得ている相手を思いやり、互いに 助け合える日本のこころの醸成が物質的な豊かさから精神的な豊かさにつながり、それが JC が抱える明るい豊かな社会の実現に繋がるのではないでしょうか。 また、観光や買い物、あるいは地域の外から人が集まり経済効果が活発になれば、それ は確かにまちの活性化と言えるでしょう。しかし着眼点を変えれば別な一面が見えてきま す。「まち」は「ひと」が住み暮らすからこそ「まち」であります。つまり、「まちの活性 化」とはその地域内で暮らす人々の交流が今以上に持たれることであり、人的交流の促進 を創り出すことが私たちの取り組むべき「まちづくり」と捉えます。青年会議所が架け橋 となり地域住民同士、または団体と団体の交流を持てるきっかけを創り出し、地域コミュ ニティーを創造して行きましょう。 幸いにも当 JC には長年培われてきた青少年育成事業とまちづくり事業のノウハウや小 中高学生を対象とした選挙教育プログラム「みらいく」、昨年策定させていただいた中長期 ビジョン等の多岐にわたるツールや知的財産があります。それらをただ活用するだけでな く、今の時代に合った付加価値やしらかわ地域が誇る有形・無形に関わらない様々な「ま ちのたから」を組み合わせ、会員ひとりひとりがより良い機会を提供する事で、より良い 効果を目指します。そういった機会を提供することで地域色豊かなまちづくりが図られ、 無限の可能性が引き出せるのではないでしょうか。

 

【人材こそ飛躍の原点~多くの同志と共に~】

本年度は会員 40 名でのスタートとなります。ここ数年の会員数の推移を見るとほぼ同数 ではありますが、一時 100 名を越すメンバーが在籍していた時期に比べ、大きく減少して いるのが現状です。また、40 名という人数は魅力的な事業を行っていくには危機的状況に あると考えております。会員数の減少は白河青年会議所のみならず、全国の青年会議所で 共通の問題となっていますが、この一因として類似団体の増加が考えられます。多くの人々 にとって青年会議所に入会せずとも、それぞれの想いを果たせる場が増えたと言えます。 しかしながら、青年会議所に入会していなければ得ることが難しい、他団体にはない長 所を私たちは知っており、まだ出会わない多くの若者に学舎であるこの団体の素晴らしさ を知って頂き、共に行動したいという意欲を呼び覚ますことができれば会員の拡大は自ず と図られるのだと考えております。 一つに様々な「経験」の場を提供することを団体の使命として持っていることがあげら れ、それは例会の際に読み上げる JCI ミッションにも見て取れます。 -青年が積極的な変革を創造し開拓するために、能動的に活動できる機会を提供する- 企業は経営者の器以上にはならない、とよく言われますが、それは「経験」がその人 の器を変える本質であるからではないでしょうか。 青年会議所は 1 年ごとに役職が変わる単年度制を設けていることから、昨年は外部に 発信する事業に関わっていたメンバーが翌年には内部の運営に係るといったことが良くあ ります。新しい役職をこなすということは一種の挑戦であり、青年会議所という団体は飽 くなき挑戦を求めているのです。挑戦のない成長はありません。そして成功と成長は失敗 から多くのものを得られるのです。青年会議所は多種多様な挑戦が許され、自らを高める ことができる特有で唯一無二の魅力的な学び舎であるのです。自ら機会を創出し、機会に よって地域と自らを変える事が大切です。 我々が目指す「明るい社会の実現」には 1 人でも多くの会員が必要です。なぜ会員が減 少しているかを見つめ直すと共に、多くの若者に経験や出会いの場を提供するという意識 を持ち、今一度メンバー全員で真剣に情熱を持って会員拡大を行っていきましょう。

 

【品格をもった JAYCEE として失敗を恐れず果敢に挑戦しよう】

「奉仕」「修練」「友情」の 3 信条を基とした JC 活動を通して、最終的に最も還元され ることは JC メンバー一人一人の人間力形成にあると考えます。我々は JC 活動を通して、 なれあいや根回しなどのいわゆる大人の世界を学ぶことが目的では有りません。自分の夢 や目的を見出し、理想に向かって卒業後も理想を求め果敢に挑戦していく青年であること を学ぶ場だと学びました。 大きな事を成そうと志を高く持つものであればこそ、裏表なく実直に、他社に対しきめ 細かな配慮を持って接しなければなりません。これは企業人であり、地域のリーダーでも ある JAYCEE ならば尚のこと胸に刻まなければばらないことです。誰に言われずとも自ら 襟を正し、凜とした品格を持ちながら信念を持って挑戦して行きましょう。

 

【2020 年福島ブロック大会 in しらかわに向けて】

2020 年に公益社団法人日本青年会議所東北地区福島ブロック協議会第 50 回福島ブロッ ク大会がしらかわの地で開催することが決まりました。 福島の地に根ざして(公社)白河青年会議所は 60 年を迎えた昨年、我々は地元しらかわ 地域の更なる明るい豊かな社会の実現をするべく、地域貢献の一端を担い、先の 5 年 10 年 を見据えて地域住民の意識変革を伴う活動や、運動をこれからも進めていかなくてはなり ません。そして、市民共有の財産である先人の痕跡を大切にしつつ、これからの若い世代 と共に魅力溢れる社会を目指す必要があります。活動拠点とするここしらかわの地で、地 域の現状と魅力を発信することが、市民へ向けた青年会議所の存在意義の周知だけに留ま らず、市民とJCが協働で福島の未来を創るきっかけになると考えます。 その為にも来年に向け、しらかわ地域の魅力を最大限に PR する事が出来、しらかわ地域 から福島の未来を創るきっかけを一人でも多くの市民に感じてもらえるような準備を、白 河 JC メンバー一丸となり進めてまいります。

 

【おわりに】

私の好きな映画「七人の侍」の中で「人を守ってこそ自分も守れる。己の事ばかり考 える奴は己をも滅ぼす」という言葉があります。 これは人だけでなく地域にも言える事ではないでしょうか。思いやりと感謝の心を持ち ひとを尊敬し地域を尊重し、自分から与える側にまず立つことで、いつかは自分にも還元 され、強い地域が形成され、その経験がかけがえのない財産となるはずです。 昨日より今日が良い 1 日であったと言えるように。 今日より明日が良い日になるように。 その先に大好きな故郷である、しらかわ地域が世界に誇れる地域となることを願って。